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1974年生まれ。視覚芸術の分野で多面的な活動を行うアーティスト。デッサン家および版画家としてキャリアをスタートし、その後、陶芸、アーティストブック、写真、ガラスアート、ステンドグラス、テキスタイルアート、コラージュなど、多様な分野を探求する。
最近10年間は、主にテキスタイル作品とガラスペースト彫刻に注力している。
ブリュッセルのラ・カンブル美術アカデミーで版画、装丁、製本を学び、1999年来日、2003年まで日本政府から文部省奨学金を受け、大阪芸術大学で修士号を取得。
帰国後、シャンタル・デルポルトに師事し、ガラスアートを学ぶ。
現在、ブリュッセル王立美術アカデミー(リトグラフ科教授)および、アンデルレヒトのアカデミー・ベールデンデ・クンステン(グラフィック・クンスト)で教鞭を執る。
1999: 「プロジェクト・ロップス」、ケベック・ワロニー・ブリュッセル庁、ブリュッセルおよびモントリオール(カナダ)
1999–2003: 日本政府奨学金(文部省)
2012: アイヒシュテット・リトグラフィー工房(ドイツ)でのサマーレジデンシー
2013: アイヒシュテット・リトグラフィー工房(ドイツ)でのサマーレジデンシー
2013: メテットのフェリシアン・ロップス基金のレジデンシー
2013–2014: トゥルネーの TAMAT (Contemporary Textile Centre) での研究助成金
2014: アイヒシュテット・リトグラフ工房(ドイツ)にて秋の滞在制作
2019: シュタインドゥルク・ミュンヘン・レジデンシー(リトグラフ)、ミュンヘン(ドイツ)
わたしが大阪芸大で助手をしていた頃、彼は大学院に留学していました。大学院ではドローイングと版画を中心に和紙の産地をめぐるフィールドワークにも励み、彼の生み出す私的な旅の記録を和紙に色彩豊かに描いた折本や巻物はわたしたちを魅了しました。
現在の彼は版画や和紙の制作指導の他、ガラスアートやテキスタイル作品にも取り組んでいます。
今回展示するのは彼が通勤などの電車の中で作り続けているというかぎ針編みの小品です。彼自身もそれらが何なのか、どういう意味を持つのか、どんな風にできあがっていくのかよくわからないとのこと。
しかし、糸に触れ、指によって形が育っていくとき、幼い日の記憶やさまざまな感情が呼び覚まされるといいます。
かぎ針編みの仕組みはサンゴなどの成長の仕方と似ているのだそうです。細胞が増えて全体を形作る仕組みを体感できるのかもしれません。今、世界的にかぎ針編みをする人が増えているそうですが、そのことと無関係ではないような気がします。
シリルさんの手のひらサイズの小宇宙をどうぞご高覧ください。
新田博衞記念館設立準備室 上久保真理
太極拳サークル概要
新田博衞記念館 設立準備室の活動ポリシーのひとつに「世代を超えた交流」があります。
大人と学生さん、学生さんと子ども、そして子どもと大人が関わり合う機会を作り出せればと考えています。
本太極拳サークルは大人が学生さんに教えてもらおうという企画で、講師の学生さんは太極拳の国体優勝経験者です!
お互いに学べる場になれば何よりです。
参加費:1500円/人 ※参加費は当日会場にてお支払いください。
持ち物:体育館シューズ(上履き)、飲み物、タオル、もし必要なら着替え等。
参加ご希望の方は下記まで、参加する開催月、参加者氏名、緊急時連絡先電話番号(当日の急なご連絡用)をEmailにてお知らせください。
info@hiroe-nitta.org
講師紹介
王 駿亮(おうしゅんすけ)さん
第77回 国民体育大会 いちご一会とちぎ国体 2022 自選太極拳 種目 第一位
その他、兵庫県大会、近畿大会、JOCジュニアオリンピックカップ、国体などで入賞。